内装工事で失敗しない!
居酒屋の内装工事について押さえておきたいポイント!

これから居酒屋を開業する方にとって、最低限の知識は把握しておく必要があります。また、お客様が集まってくる居酒屋にはしっかりお店のコンセプトがあます。ここでは、居酒屋を開業する為の内装工事の基礎知識についてお伝えします。是非、工事する際の参考にして下さいね。

居酒屋の内装デザインのポイントとは?

お店のコンセプトが分かりやすい

繁盛店の居酒屋と言うのは、外から見た際に、どういう料理やお酒を提供しているお店か、どんな雰囲気のお店かなど、一目で周りの方に伝わるようにエントランスを造っています。なので、人気店の居酒屋は、外から見るだけでどんなお店であるか直ぐ分かります。これから居酒屋経営をするのであれば、なすべく多くの方が自分のお店に来店してもらえるよう、興味を持ってもらうと言うことがポイントになりますよね。そこで役に立つのが、お店のコンセプトが分かるエントランスなのです。

例えば、活魚を使った海鮮居酒屋であれば、道路側からいけすを見えるようすることで、新魚を食べることが出来るお店をアピール出来ますよね。また、大衆居酒屋であれば、顔が分からない配慮をしつつ客席を外に見せて、店内の楽しそうな賑わいを外にアピールするのも一つです。

居心地良い店内スペースの確保

繁盛店と言うのは、客席レイアウトにもこだわっています。基本的に、飲食店では居心地の良さ重視の内装がお勧めです。また、予約状況で柔軟に席数変更できるよう、自由度を持たせたレイアウトも考慮しておくことも大切です。席数に関しては、居酒屋のコンセプトや客単価によっても変わってくるので、お店に適したデザインを考えてきましょう。このように、お客様が快適に楽しく過ごせるよう、レイアウトやスペースの使い方にも配慮するのがポイントです。

客席はコンセプトに合わせる

例えば、和風居酒屋を造る場合、木製仕切りの設置、座卓、掘りごたつなど、お店のコンセプトに最適な雰囲気を演出しましょう。また、大衆居酒屋であれば、仕切りが少なく開放感を感じる店内にしたり、半個室や完全個室が売りなら小上がりのスペースを作ったりすることも可能です。お店の広さが限られる場合には、カウンター席だけを作って満席率を高め、その分料理とお酒のレベルを上げて単価を高くして提供することも出来ます。このように、客席はコンセプトに合わせて造っていくと、バランスの良い店内に仕上がります。

スムーズな動線にする

居酒屋では、お酒を提供して楽しむ場でもあるので、お客様が酔っていることは多いですよね。そうなると、トイレや会計場所までの経路が分かりづらいと、店内を移動することがストレスになります。なので、食事後もスムーズに会計まで行えるような場所設定に配慮しましょう。お店の広さの関係で、客席が奥まった場所の場合には、テーブルでお会計する解決策もあります。

コンセプトに適した小物や装飾

例えば、昭和の雰囲気を演出する場合にビールケースを椅子にする、洋風居酒屋テイストであればそれっぽさを演出する、和風居酒屋なら丸型照明を使うなど、コンセプトに合った工夫を施しましょう。こうした気遣いがお店にあるかで、コンセプトへの没入感も変わります。

居酒屋の内装費の相場とは?

① 居抜き物件

居抜き物件と言うのは、前のテナントが使用していた什器や設備が残された物件です。なので、調理器具、冷蔵庫、テーブル、椅子など、全部そのままの状態で残されています。基本的にお店を借りた場合は原状回復が義務ですが、まだ使用可能な設備を撤去しない方が、大家さんも借り主もメリットがあります。このような物件のことを居抜き物件と言い、そのままの状態で貸し出されています。

居抜き物件のメリット

居抜き物件では、何より初期投資削減になります。居酒屋をオープンさせる際に、全額自己資金でまかなう方は少ないです。ある程度、お金を借りてお店をオープンしています。借りることが可能なお金の金額も限りがあるので、早く返金しなければ利息を払い続けることになります。経営安定には重要視すべきポイントなので、居抜き物件で居酒屋を始められるのは恵まれた環境とも言えます。

また、内装工事時間短縮になるので、例えば、スケルトン物件でオープンまで2ヶ月かかっても、居抜き物件であればその半分の時間でオープン出来る場合もあります。前のお店の雰囲気がそこまで悪くなければ、デザイン面に関して手を加える部分も最小限で済ますことが出来、内装工事費用かもちろんデザイン費用も抑えることが出来ます。忙しくて中々時間確保が難しい方には、居抜き物件は適しています。

② スケルトン物件

スケルトン物件
スケルトン物件と言うのは、テナントが骨組状態の物件です。テナントには、設備も無く壁・床・天井も剥き出しの状態です。通常、お店を借りる際はスケルトン状態の物件で借りて、返却地もスケルトン状態で戻すのが通常です。なので、殆どの空き店舗はスケルトン物件になります。

スケルトン物件のメリット

居抜き物件の場合、前のテナントデザインを引き継ぐ形になりますが、スケルトン物件では、自分の自由な発想お店を造っていくことが出来ます。自分のイメージをお店に反映していけるので、しっかり動線にも配慮したレイアウト完成します。
なので、満足度の高い仕上がりを期待出来、お店に愛着を持ちやすくなります。また、周辺の人に対して「新たに居酒屋がオープンする」ことが伝わりやすく、工事期間も宣伝になるので周辺住民の利用者を期待することが出来ます。また、設備も一式を自分で揃えていくので、保証も含めて自己管理を行えます。

居酒屋の内装工事費用の目安とは?

内装業者が決まれば、居酒屋の内装工事に向けた打ち合わせが始まります。居抜き物件の場合は、お店の状態でどの程度の内装工事になるか分かりません。なので、ここではスケルトン物件の内装工事費用の目安を見ていきます。まず、内装工事費用の目安は、約30万~35万円/坪です。これは、居酒屋に限ったことでは無く、飲食店と言うのは水回りがあったり、厨房設備導入が必要であったり、どうしても内装費用は高くなります。なので、例えば、居酒屋の坪数が30坪だった場合、約900万~1150万円位が相場になります。

あくまでも目安なので、お店のデザインにもっとこだわれば坪単価は上がりますし、質の高い物を採用すればそれだけで費用が高くなります。雰囲気のいいお店を造っていく為には、質の高い物を採用することも大事です。しかし、何でも闇雲に良い物を使っていても、居酒屋としてしっかり利益が出るまでには時間もかかります。なので、お店にお金をかける部分とそうでない部分を分けて、費用削減出来るところは抑えてメリハリのあるお金の使い方がポイントです。

まとめ

ここでは、居酒屋を開業する為の内装工事の基礎知識について色々お伝えしてきましたが、いかがでしたか?居酒屋を開くには、内装工事は欠かせない作業です。大きな費用を必要とるので、上手く経営していけるかのお店造りは重要なポイントです。業者内容で見積もりも変わりますし、工夫次第で減額も可能です。自分の予算内の中でこだわった内装を造っていけるよう、業者選び、内装、素材選びなど、最後まで手を抜かずに素敵なお店を完成させましょう。